マイホームに必要な気密性(C値)について考えました

こんばんは。

今日はマイホームを建てる時に考えた
気密性(C値)について書きたいなと思います。

私は家を建てる時に断熱とセットで
この気密性についても結構な時間悩み考えました。

気密性とは家の中にどれくらいの隙間があるかの指標です。

隙間だらけの家が夏は暑くて、冬は寒いのは
簡単に想像がつくかと思います。

この記事でお伝えしたいのはC値:1.86㎠/㎡の実情に
ついてです。我が家のC値が1.86㎠/㎡ですので
実情についてお話したいと思います。

C値:1.86㎠/㎡は住宅の気密性としては
普通だと思います。
世の中にはC値0.2㎠/㎡なんていう高気密住宅もありますが
C値1.86㎠/㎡でも、住んでみたらそんなに気にならない!です。

気密性能は良いに越したことはありませんがお金もかかります。

私の気密性についての考え方が少しでも
参考になればと思います。

目次

気密性とは

正式には「隙間相当面積」といいます。
C値(シーチ)といいます。
単位は㎠/㎡で表されます。

単位からもわかりますように
家全体の隙間面積を延床面積で割った値になります。

数値が小さい程に家全体の隙間が少ないという事になります。

当然ながらC値が低ければ低い程
家の性能が高いという事になります。
隙間が少ないという事は、
それだけ外気の影響を受けにくいという事です。

逆に家の隙間が大きいと外気が家の中に
入りやすいという事です。

温度・湿度は高い方から低い方へ流れますので
夏場であれば外気が室内へ。冬場であれば
室内から室外へ流れていきます。

どうですか?聞いているだけで勿体ない気がしませんか?

せっかく室内を快適な温度に温度調整しているのに
隙間だらけの家では温度が保てず、温度環境を整えるのに
エネルギー(電気・ガス)を要するという事になります。

ちなみにですが断熱と気密はセットで考えなければなりません。

熱の伝わり方には伝導、対流、放射があります。
この伝導によって熱が伝わってしまうからです。
鍋の中に熱湯を注いだら鍋も熱くなるアレです。

ですので家全体の隙間が仮に0でも断熱性が低いと
快適な住宅は完成しないという事になりますし、
私自身は断熱と気密のバランスが大事だと考えます。

C値はどこまで求めるべきか?換気との関係

下のグラフを見て頂きたいです。
PanasonicさんのHPより引用させて頂きました。

引用:https://sumai.panasonic.jp/air/kanki/24h/

このグラフからいくと高気密住宅と言えるのは
1㎠/㎡からということになるでしょうか。

私個人も同じ認識です。ちょっと話は変わりますが、
住宅には24時間換気の設置が義務付けられています。

大体のお宅の換気は第3種換気だと思います。
これは排気のみ機械的ファンを使用して換気するという方法です。

排気はファンで回していますが
宅内への吸気は自然吸気ですので吸気口から自然と外気が入ってきます。

ここで上のグラフの出番です。
グラフを見て頂くとC値が1㎠/㎡の高気密住宅でも
吸気口からの吸気量は全体の50%である事が分かります。

では、あとはどこから?そうです。

隙間です!

これでは外気のせいで宅内の空気の流れも定まらず
換気計画通りに換気できません。

隙間から風が入ってくる以上埃も、菌も、花粉もダイレクトに
宅内に入っていると思っていいです。。。。。

残酷な結果ですよね。高気密と言われる住宅を建てても
実は隙間からの外気の流入が結構多いんです。

では、どこまで気密性能を求めるかですが、
私の考えはC値は可能なら1㎠/㎡を目指す。

換気方法は1種換気にする。です。

換気方法の種類はまた書きたいと思いますので
ここでは置いておきますね。

気密については断熱とのバランスもありますし
企業によって、人によって、地域によって考え方は
それぞれだと思います。

もちろんお金を掛ければ掛けるだけ気密性能は
向上していくと思います。

人によるという何ともあいまいな答えですが
大事なことは家を建てる、買うときに断熱と気密について
考え、相談し、納得する事だと思います。

自分のライフスタイルや考え方にマイホームが合っていれば
それでOKだと思います。

木造住宅と鉄骨住宅のC値の違い

我が家はダイワハウスさんの鉄骨住宅です。

インターネット等で調べていると
各ハウスメーカーさん毎の工法に違いはありますが
基本的に気密性能は木造住宅の方が良い数値が出やすいという
内容が多いです。

ですが、実際に家を建ててみて私自身は
そんな事はないと思っています。

木造住宅の方が気密性能が優れているのは工法上有利だという話です。

実際に現地では隙間を作らないように丁寧な施工をする。
隙間はシール材や気密テープで塞ぐ。
という地味で大変労力のかかる仕事が求められます。

いくら設計が完璧で工法も完璧であっても
施工に不備があるとC値は良い数値は出ないからです。

工法や設計よりもC値に関しては職人さんの
腕、丁寧さが求められると思います。

我が家の気密性能

我が家は引き渡し時に気密試験を行って頂きました。

結果ですが、

C値:1.86㎠/㎡

でした。

高気密住宅とはいきませんでしたね。
一冬越してみての感想ですが、特に気密に関しては
気にならなかったです。

我が家は冬場はエアコンの設定は24℃に設定していました。
夜0時くらいには就寝。
朝8時くらいに起きるとリビングの室温は16℃~17℃程です。

個人的には十分かなと思っています。

よくを言えば19℃くらいあると嬉しいですが。

ですが気密に関してはある程度

DIYでも隙間を塞いでいけば気密性能は
向上していけるというのが私の考えです。

この気密DIYに関しては
またの機会に書かせて頂こうと思います。

断熱に関しては後からはどうにもなりませんが・・・

まとめ

いかがでしたでしょうか?

住宅の気密に関して少しでもご参考になれば幸いです。
正直、何が正解かというのは難しいですが

納得してマイホームを購入する為にも
是非知っておいて損はないと思います。

まだ住んでもいないマイホームの気密について
考えるのはとても悩むと思いますが

迷ったときはハウスメーカーさんで
宿泊体験等を行っているメーカーさんもありますので
是非体験してみてください。

宿泊体験をしているハウスメーカーさんは断熱・気密に
自信のあるメーカーさんが多いですから。
一条工務店さんとかですね。

実際に体験するのが一番納得できると思います。

最後に今回の気密の記事と合わせて
断熱の記事も読んで頂けら幸いです。

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